【FP1級 2022年05月】
《問24》 「偽造カード等及び盗難カード等を用いて行われる不正な機械式預貯金払戻し等か らの預貯金者の保護等に関する法律」(預金者保護法)に関する次の記述のうち、適 切なものはいくつあるか。なお、金融機関に過失はないものとし、ほかに必要とされ る要件等はすべて満たしているものとする。
×(a) 偽造されたキャッシュカードによる預金等の不正払戻しについては、金融機関か ら生年月日等の他人に類推されやすい暗証番号を別の番号に変更するように複数回 にわたる働きかけが行われたにもかかわらず、引き続き、生年月日等を暗証番号に していた場合など、顧客に過失が認められる場合、被害額の75%相当額が補償の対 象となる。

( 「顧客の過失」がある場合、 偽造カード被害は全額補償、盗難カード被害は75%補償。 )
×(b) 盗取されたキャッシュカードによる預金等の不正払戻しについては、顧客が他人 に暗証番号を知らせた場合やキャッシュカード上に暗証番号を書き記していた場合 など、顧客に重大な過失が認められる場合であっても、被害額の全額が補填される。

( 「顧客に重大な過失が認められる場合」、偽造、盗難カード被害とも補償なし。 )
〇(c) 盗取されたキャッシュカードによる預金等の不正払戻しについて、補償の対象と なる被害額は、やむを得ない特別の事情がある場合を除き、金融機関に対して盗取 された旨の通知があった日から30日前の日以降において行われた不正払戻しの額と される。
1) 1つ
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