【FP1級 2023年09月】
《問25》 居住者に係る所得税の退職所得に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれ か。
○1) 病気により休職をした期間がある者が退職金を受け取った場合、当該退職金の額が 勤続期間から休職をした期間を控除した期間に基づき計算されているときであっても、 退職所得控除額の計算上、休職をした期間を控除しない勤続期間により勤続年数を計 算する。
○2) 過去に勤務先の子会社に出向していた者が退職金を受け取った場合、当該退職金の 額が子会社での勤務期間を通算した期間に基づき計算されているときは、退職所得控 除額の計算上、子会社での勤務期間を加えた勤続期間により勤続年数を計算する。
×3)同一年中に2カ所の勤務先から退職金を受け取った場合、退職所得の金額は、それ ぞれの勤務先の勤続年数に基づき、それぞれの退職金について計算された退職所得の 金額を合計した額となる。

( 同じ年に2か所以上から退職金をもらったときの勤続年数は、それぞれの勤続期間のうち、最も長い期間により計算。
ただし、その最も長い期間以外の期間のうちにその最も長い期間と重複していない期間がある場合は、その重複しない部分の期間を最も長い期間に加算して勤続年数を計算。 )
○4) 退職金を受け取った者に前年以前4年内に前の勤務先から退職金が支払われていた 場合、本年分の退職金に係る勤続期間と前の退職金に係る勤続期間に重複期間がある ときは、本年分の退職金に係る勤続年数に基づき算出した退職所得控除額から、重複 期間の年数に基づき算出した退職所得控除額相当額を控除した金額が退職所得控除額 となる。
分野別目次へ